伝説のヒロイン「原田知世」
目次
伝説のヒロイン「原田知世」
今回は原田知世です。日テレドラマの超人気番組だった「あなたの番です」で 「ななちゃん」こと「手塚菜奈」を演じて話題となった女優さんですが、実は昭和のスーパーアイドルだったのです。若い世代はあまり知らないかもしれません。
原田知世映画デビュー時期
原田知世は1967年11月28日、長崎県長崎市生まれです。
角川映画魔界転生に出演していた、真田広之を見た原田はこの映画で真田広之の大ファンとなり、1982年に開催された、映画『伊賀忍法帖』のヒロインを決める「角川映画大型新人女優募集」に応募しました。
それは、主演の真田広之に会えるかもしれないという14歳の少女らしい動機でした。
このオーディションの年齢規定が、15歳以上でしたが、九州地区予選でプロデューサーの角川春樹の目に留まり、応募総数57,480人の中から本戦進出18名に選ばれる快挙を成し遂げます。
4月の最終選考会で、特別賞を受賞し、角川事務所との専属契約を結ぶこととなりました。薬師丸ひろ子、渡辺典子とともに、角川三人娘が生まれた瞬間です。ここから、角川映画を中心として、日本映画界に新しい風が吹くことになります。
そして原田知世の芸能界デビューの時はすぐ訪れます。僅か14歳で主演したドラマはフジテレビ系の「セーラー服と機関銃」続けて「ねらわれた学園」といずれも三人娘の長女薬師丸ひろ子が映画で大ヒットさせた作品のドラマ化です。主人公が変わったことで、新たな魅力を生み出していくこの流れを、角川映画と三人娘が作り上げてきたということを、今になって気づかされました。
出演した映画、ドラマ
原田知世はまさに薬師丸の妹分。偉大なお姉さんの背中を追いかけて健気に毎日頑張っていたんだろうと想像がつきます。角川事務所と契約してからすぐTVドラマの主演がきまります。そして、自ら主演する映画がドラマ化されそこでも主演となるなど1980年代~90年代を全力で駆け抜けたこの時代、私達に夢と希望を与えてくれました。
1982年 TVドラマ「セーラー服と機関銃」
1982年 TVドラマ「ねらわれた学園」
1983年 映画「時をかける少女」(映画デビュー作)
1984年 映画「愛情物語」
1984年 映画「天国に一番近い島」
1984年 映画「早春物語」
1984年 映画「キャバレー」
1984年 映画「黒いドレスの女」
1984年 映画「私をスキーに連れてって」
1984年 映画「彼女が水着にきがえたら」
初期の作品を挙げただけでもこんなにありますが、同時にテレビドラマのも毎年主役、主役級で出演しています。ほかの角川三人娘もそうですが。本当に毎年TVに映画に出続けているこのような女優が存在していたこと自体が信じられないし、今では考えられないことですね。角川黄金時代そしてそれを支えた角川三人娘無くしてこの時代のエンタメは語れません!
ミュージシャン原田知世
原田知世も映画やドラマのテーマ曲を担当します。
私達の青春時代に忘れがたい想い出を残してくれた貴重な楽曲です。
①悲しいほどほんとの話
セーラー服と機関銃のテーマ曲で歌手デビューです。
出典:youtube
②ときめきのアクシデント
「ねらわれた学園」のテーマ曲です。
出典:youtube
③ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ映画「愛情物語」の劇中歌,マクドナルドミュージカル『あしながおじさん』主題歌 この曲は特に自分としても思い入れがあります。ユーミンの楽曲で原田知世にむけて作られたということですが、いわれてみるとなるほど、ととても納得しました。
出典:youtube
CM出演
その愛くるしく爽やかなルックスからCMも多数出演しています。飲料水メーカー、化粧品、携帯電話、自動車、家電メーカー、航空会社など様々な業界のCMに出演。その好感度の高さが観られます。
その中でもお茶の間におなじみで、最も長く放映さえれていたのが、味の素AGFのコーヒー「ブレンディー」です。1995年に起用されて以来実に20年以上出演しています。同一ブランドでのテレビCM出演時間が日本一だそうです。
記念イベントの動画を見つけました。いつまで経っても美しいですね。
出典:Youtube