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江戸乱歩の美女シリーズ「妖しい傷あとの美女」ネタバレあらすじ感想

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江戸乱歩の美女シリーズ「妖しい傷あとの美女」

「妖しい傷あとの美女」は1985年3月9日土曜ワイド劇場にて放送された2時間のドラマです。原作江戸川乱歩の「陰獣」博文館の雑誌『新青年』昭和3年(1928年)の8月増刊号、9月号、10月号に三回に分けて連載されたものです。

執筆の裏話ですが、連載長編『一寸法師』に自己嫌悪を覚えた乱歩は、一旦断筆して、放浪の旅に出かけたそうです。そして、旅から帰ってきた十四ヶ月に執筆活動を再開しました。そうして執筆されたのがこの陰獣です。当時『新青年』の編集長であった横溝正史のバックアップを受けて華々しく復活したのです。

題名の「陰獣」は、乱歩によれば、猫のような「おとなしくて陰気だけれど、どこやらに秘密的な怖さ不気味さを持っているけだもの」としています。「淫獣」と誤解・混同されてセクシュアルな意味で受け取られることが多くいやな思いをしたと乱歩は行っていたそうです。

なお、今回から助手の文代は「藤吉久美子」に変わっています。
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ストーリー

小山田商会の社長は顧客を招いて、彼の娘洋子が出演する水中バレーショーを見学していました。プールサイドで見守っているなか洋子が1分もの間息を止めて行う演技を迎えましたが、彼女はそれっきり浮かんでこなかったのです。

明智小五郎は、無理やり健康診断に行かされて留守でしたが、波越警部はこの事件の話をするために事務所にやってきました。健康そのものと言われた洋子ですが、心臓麻痺であっさり死んでしまったというのです。それに対して文代は今週から週刊ミステリーに連載された殺人のパターンを読み上げましたプールの排水口の金属部分に銅線が繋がれており、スイッチの開閉で電柱が流れる。一分もの間水中で息を止めていた美女にとって、その電流の一撃は致命的なものだった……」それを聞いて、波越警部は現実を小説は違うと憤ってしまうのです。

健康診断を受けに行ったはずの明智でしたが、実は美術館で絵画を見ていました。そこに喪服の美女を見かけます。気になるものを感じた明智は、彼女に声をかけようとして、その首筋に赤黒い傷跡があるに気が付きました。

その女性は、事務所で明智に声をかけようとしたのですが、声をかけられずここまできてしまったということです。名前を小山田靜子(佳那晃子)といい、主人の小山田六郎宛に送られて来た『妖しい傷跡の美女』第1回を明智に見せたかったのです。この小説に記されたとおり、登場人物も実名のまま、義理の娘に当たる洋子が殺されたということです。そして靜子のことも記されていました。一月前の朝、いつものように靜子が茶を立てていると、茶碗から立ち上ったガスで靜子は昏倒してしまった、と書かれていた内容そのままのことが、実際に靜子の身に起こったのです。小説に拠れば、それは靜子を殺すため、青酸化合物を抹茶の中に混ぜていたということであり、それを考えた犯人が今度は洋子を殺したということでした。小説のままの事件が起こっていて、最期は自分も殺されてしまうではないかと怯える靜子です。そんな洋子を慰めながら、この事件は必ず自分が解決してみせると言う明智です。喪服の襟元から見えたうなじの傷跡がどうにも気になる明智でした。

文代が買ってきた週刊ミステリー最新号には『妖しい傷あとの美女』第二回が掲載されており、それには〈第2の殺人〉という副題がついていました。しかしそこには、靜子の名前はなく、由美子という名前の人物が殺されるというストーリーでした。

 

明智は、この小説の出版社に話を聞きに行き、作者の事を調べました。しかし、作者は大江春彦というのが本名なのかペンネームなのかもわからない、という人物で住所さえも不定だというのです。屋根裏に潜んだ何者かが、他人の情事を覗き込む”という猟奇的な内容の『屋根裏の遊戯』という短編を投稿し、それが新人賞を受賞したのをきっかけに今回の連載に至ったという人物で怪しさで満ち溢れているのです。

そして、ついに小説と同じ殺人事件が起きてしまいます。登場人物の由美子は小山田商会の社長秘書が後藤由美子のことであったようで、社長とともに出張の予定であったその日に浴室で殺害されていたのです。

異常な性癖をもつ小山田の本性が明らかになるとともに、復讐に燃えた犯人のこれまた異常な感情をもつ犯罪を明智が解決へと導いていきます。

このドラマは、非常に刺激の強い内容が含まれていますので、鑑賞注意ですね!

登場人物にピックアップ

今回は、佳那晃子です。1956年3月8日生まれ、東京都八王子市出身です。東京都立日野高等学校卒業[1]。短大在学中、日本テレビ主催のミス『水滸伝』コンテスト入選を機に芸能界入り。1974年の映画『襤褸の旗』で大関優子の芸名でデビューしました。

1980年公開の映画『ザ・ウーマン』から、芸名を佳那晃子としました。デビュー当時からはっきりした目鼻立ちと妖艶な色気で人気を集め、『魔界転生』では病気降板した高瀬春奈の代役で細川ガラシャ役に抜擢されて、存在感のある演技を魅せました。

その後も多くの映画テレビに出演し、高い演技力でさまざまな役柄をこなし、多くのファンを魅了し続けています。

一方で病との戦いもすざましく、重度のネフローゼ症候群により4年間の闘病生活を続けていましたが、2009年12月19日、東京・渋谷のセルリアンタワー能楽堂で上演の『名作語り 高野聖』の朗読劇にて女優業に復帰されます。

ところが、2013年1月10日、自宅でクモ膜下出血のため倒れて意識不明状態となり、病院に搬送されてしまいます。医師からは病状が最も重い「重度5」であり、脳死もしくは植物状態であると診断されたが、蘇生措置により回復し、その後の治療の結果、8月には問いかけに手足の動きや瞬きなどで反応できるまでになったとのことです。今に至るまで病院での闘病生活が続いているということです。



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