薬師丸ひろ子の「探偵物語」ネタバレあらすじ感想

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探偵物語、ドラマの概要

原作は赤川次郎の同名の小説「探偵物語」、脚本は鎌田敏夫、監督は根岸吉太郎。主題歌は、薬師丸ひろ子が歌う「探偵物語」でした。(泣ける名曲です!)

主演を演じた薬師丸ひろ子は、「セーラー服と機関銃」が公開されると、大学受験のために休業を宣言しました。しばらく会えないという喪失感が人気を過熱させていきます。薬師丸不在の82年代のセールス状況ですが、当時の人気バロメーター、ブロマイドの年間売り上げランキングは女性タレント1位は薬師丸ひろ子です。(ちなみに2位:河合奈保子、3位:伊藤つかさ)NHKのタレント好感度調査(女性部門)でも森光子、大原麗子に次ぐ3位さらに、当時の若者に絶対的に人気を博した『月刊明星』の人気投票(女性部門)でも松田聖子、河合奈保子に次ぐ3位を獲得しており、芸能人への復帰の熱望は数字が語っていました。

満を持して、83年2月1日「探偵物語」の制作発表記者会見がもたれ主演薬師丸ひろ子と正式に発表され、芸能活動再開となったのです。この映画と同時上映されたのが、「時をかける少女」です。待ち焦がれた薬師丸の復帰と人気急上昇中で角川春樹肝いりの原田知世主演の映画だけあって、配給収入28億円に達し、邦画年間2位の記録を達成するという快挙でした。薬師丸ひろ子の復帰ということも話題でしたが、主演の薬師丸ひろ子と松田優作との「身長差28センチのキスシーン」も大きな話題でした。

楽曲が収録されているCDジャケット、こんな薬師丸ひろ子も素敵です!

 

作品のあらすじ

母をなくし、父親と二人となった女子大生の新井直美(薬師丸ひろ子)はお金持ちのお嬢様。父親は仕事の都合でアメリカで生活しており、家政婦の長谷沼君江(岸田今日子)とともに暮らしていました。そして一週間後に父のもとに行くために渡米の準備をしていました。そんな事情もあって、憧れの先輩にデートに誘われてドキドキの直美でしたが、そのデートの途中、いきなり叔父と名乗る男(実は父親が依頼した探偵)辻山秀一(松田優作)が現れ、デートをぶち壊してしまいます。そんな最悪な出会いをした二人ですが、一緒に過ごしているうちに二人の距離は近づいていくのです。そんな中、辻山の元妻幸子(秋川リサ)が殺人事件に巻き込まれていきます。それというのも、彼女が岡崎組というヤクザの跡取りを殺したという疑いをかけられヤクザと警察に追われることになっていたのです。見るに見かねた直美は辻元と幸子を自宅にかくまい、難を逃れることができました。そしてここから、辻元と直美の真犯人探しが始まるのです。

最後の場面、空港で抱擁するふたり、なにも会話がないまま別れていく渋い終わり方が、松田優作のキャラにあっていて妙にハマりました。


主題歌

この映画のために作られた楽曲として、「海のスケッチ」あらため「探偵物語」でした。作詞松本隆、作曲大瀧詠一という超人気のコンビです。個人的には大瀧詠一の大ファンで、特に「ロングバケーション」が大好きでした。そして、この曲もあの名曲「雨のウェンズデー」の姉妹曲としてかきあげたと聞いてなにか本当に嬉しかったです。大瀧によると「翔んだカップル」で薬師丸が口ずんでいた「異邦人」のシーンをみて、楽曲の創造がはじまり、「すこしだけやさしく」という曲を先につくったとのことです。ところが、角川側から「もう少し、しっとりとした曲を主題歌にしたい」という要望をうけ、海のスケッチをかきあげたそうです。「すこしだけやさしく」は、TBS系の「わくわく動物ランド」のエンディングテーマに起用されました。

そうして83年5月25日発売された「探偵物語」「すこしだけやさしく」の両A面のこのシングルは6月6日付けのオリコンで初登場1位を獲得します。その後もトップ10に13週間ランキングされるロングセラーとなり、年間4位のビッグヒットを記録しました。

薬師丸ひろ子本人は、2016年のインタビューで「この作品で松本さん、大瀧さんと出会ったことにより『私は歌が好きなんだ。これからも歌っていきたい』と思うようになった」といわれてまして、歌手薬師丸ひろ子の原点となったと思います。大瀧詠一、薬師丸ひろ子をつなぐこの出来事は両方のファンにとっては、とっても驚くべきことです。

2013年に薬師丸ひろ子が歌った「探偵物語」、「すこしだけやさしく」今でも本当に多くのファンに感動を与えています。

実際自分も、この記事作っていて、曲を聞きながら、まじ泣きました。。

出典:youtube



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