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桜の国の美女は、1978年12月26日に放送された妖精の美女の続編です。「妖精の美女」では、ヒロインが由美かおる演じる大島不二子です。この作品でも、不二子は名前だけが登場します。原作というものはないようで、番組オリジナルなのでしょう。
タイトルは、黄金仮面Ⅱが一般的なのかも??
妖精の美女では、盗んだ宝石と不二子をつれて海外に逃亡してしまいます。黄金仮面は、海外に不二子と幸せに暮らしているんだなと誰しもが思っていたのですが、なぜかまた盗賊として日本に帰って来てしまいます。ここでもヒロインに恋してしまう黄金仮面、どうなっているだろうと・・最初に流れる妖精の美女のダイジェストを見ながらそんなことを思っています。
今回も明智小五郎のコメントから始まります。
ビルの屋上からビラを撒いて、犯行予告をする黄金仮面。その中身は「ニュー白銀ビルでおこなわれている、近代フランス映画展で、白銀氏愛蔵の(ルノアールの裸婦)を頂く)というものです。さらに黄金仮面は、明智小五郎事務所にも挑戦状を送りつけてきて挑発するのです。もちろん、二つ返事で受けて立つ明智でした。
明智の元を訪れた波越警部は、“黄金仮面”逮捕のため、フランス国際警察からジェラール・阿部警部が日本へ来ていると告げるのです。
成田空港でジェラール警部を出迎えた明智と波越警部は、車中でジェラール警部から“黄金仮面”のヨーロッパでの活動を聞いていました。
ジェラール警部によれば、一年前行動を再開した“黄金仮面”に奪われた絵画の被害はヨーロッパ全域に及んでいるといいます。
それを聞いた明智は、不二子という日本人の女性が“黄金仮面”のそばにいるはずなのに、窃盗を再開したのかいぶかしむのです。
ニュー白銀ビル開館一周年記念として開催される近世フランス絵画展会場に臨んだ明智と波越警部、そしてジェラール警部、そこで、オーナーの白金弥之助(宇佐美淳)と秘書の浅沼由貴(田中麻里)に出会います。
ここに黄金仮面が来ることを確信していた一同は、セレモニーを注意深く監視しています。そこには、テープカットをしている白金の娘花子(古手川祐子)がいました。その美しさにジェラール警部は、目を奪われていました!
⬇︎花のように綺麗ですね。
〈ルノワールの裸婦〉は、会場正面に展示されていたのですが、人々がパーティのために展示場から、パーティ会場に移っていきます。このタイミングで黄金仮面が現れると睨んだ波越警部とジェラール警部が警備を強化している中、浅沼由貴のたっての願いで、花子が〈ルノワールの裸婦〉の解説をしていたのです。案の定、警備員の姿をした“黄金仮面”が現れ、花子と浅沼由貴人質に取ります。ジェラール警部が彼女たちを救おうとしましたが、撃たれてしまいます。<ルノワールの裸婦>を手にしてた黄金仮面”は、5分以内に警戒を解かなければ、花子も浅沼も殺すと言い放つのです。
撃たれたジェラール警部のため、医者と看護婦がやってきました。ジェラール警部に近寄ろうとする医者に対して、黄金仮面は、医者の正体が明智であることを言い当てました。マスクを外した明智は、黄金仮面にその変節を非難するのでした。
白銀氏の強い要望で、警戒体制が解かれました。花子を人質に逃げる黄金仮面、追う刑事と明智と文代。逃げる途中で、女性トイレに監禁されていた花子を助け出しました。
逃げ続ける黄金仮面を追い詰め捉えてみたところ、その正体はロベール・佐藤ではなく替え玉、またしても逃げられていまいます。
ジェラール警部を載せた救急車を強奪して逃げようとする黄金仮面、そして明らかになってくる共犯者、目が話せません。
病院のお見舞い⬇︎
白銀家では、桜のように美しい花子の結婚話で親子の確執が生まれようとしています。ピアニストの彼氏と結婚したい花子とそれを許さず、銀行頭取の息子と結婚して婿に跡取りになってもらいたい父。苦悶する花子。この恋の行方も見逃しせません。
恋人役の宅麻伸ピアニストです。
もちろん、古手川祐子です。
古手川 祐子(1959年7月16日 )は大分県大分市出身です。1999年に離婚した元夫の田中健との間にはひとり娘長女で女優の綾那がいます。さらに妹の古手川伸子も元女優で芸能一家です。
1976年8月2日、東宝とカネボウ化粧品の共催で芸術座にて開催された、三浦友和の相手役を選ぶ「ミス・サラダガール・コンテスト」全国大会に出場して見事優勝しカネボウのCMに出演、三浦が主演する『星と嵐』で映画デビューとなりました。ちなみにコンテストの2位は名取裕子でした。。
その後1977年、『幕末未来人』に出演して人気を博します。アイドル的人気から脱皮して清純派にして美しい女優としてさらなるファンを獲得しています。デビュー当時からその美しさは、群を抜いていたいたと思います。
清純派から体当たりの演技までこなす女優さん。
継承杯での真田広之との激しい絡みも話題になりました。
このドラマでもその美しさをテーマにした桜の美女というタイトルとなり、画面には桜の花と古手川祐子の見事なコントラストを魅せてくれるし、琴で「桜」を奏で得る気品ある古手川祐子が印象的です。女優としての活躍とともに、シングルやアルバムも発売し、歌手としての活動もされています。そして長年はごろもフーズのCMを担当できたのも国民的女優だからなのでしょう。
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