金田一耕助の「悪魔の手毬唄」ネタバレあらすじ感想

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金田一耕助の「悪魔の手毬唄」ネタバレあらすじ感想

「悪魔の手毬唄」の概要

悪魔の手毬唄は、横溝正史作品、金田一耕助シリーズの一つです。タイトルについている、手毬唄はその歌詞に沿って殺人が起こっていくといういわゆる童謡殺人の作品です。手毬唄というと可愛いイメージですが、歌詞を見るとかなり辛辣で直接的な殺人を描写しています。童謡は幼児が歌うものなのですが、幼児が意味がわからないまま、恐ろしい歌詞を歌ってしまうという恐ろしさをたかめているのかも知れません。この作品も横溝正史の作品だけあって映像化した本数で映画2本、ドラマ5つ、ラジオドラマ1作品が、2014年3月までに制作されていますが、さらにフジテレビが2019年10月に発表された内容では、2019年12月にスペシャルドラマ「悪魔の手毬唄」が加藤シゲアキ主演で放送されました。2018年10月に「犬神家の一族」で金田一耕助役を好演したのですが、再び同じ役で違う事件に臨むことになります。令和の近代耕助となりました。加藤シゲアキの金田一耕助!

出典:ネットニュース

あらすじ

金田一耕助は、めずらしく1ヶ月ほどのお休みを取ろうと岡山県の県警磯川警部を訪ねました。どこか良い静養場所はないかと訪ねたところ、兵庫との県堺の鬼首村にある温泉宿の「亀の湯」を紹介してくれました。しかし、ご多分にもれずここの温泉宿は曰く付きで、23年前の昭和7年に今の亀の湯の主人、青池リカの夫青池源次郎が無残に殺され、犯人とされていた恩田磯三は行方不明だということです。事件が起こる雰囲気が高まる中金田一耕助は、問題の亀の湯に滞在したのです。

亀の湯で。リカの息子歌名雄 娘の里子、そして村の有力者・仁礼嘉平。庄屋の末裔である多々羅放庵らと知り合いとなるのです。この村では、イケメンで歌もうまい歌名雄をめぐり、女たちの嫉妬渦巻く人間関係が展開されていたのです。歌名雄は旧家由良家の娘の泰子と交際、嘉平の娘それに嫉妬していたのです。その他にも歌名雄に熱を上げる女も多く歌名雄は村一番の人気者でした。

そんな中、村出身の人気歌手大空ゆかりが、帰郷するという噂ので村中噂でいっぱいになります。帰郷してきたゆかりは、村主催の歓迎会で舞台に上がり、村人に歌を披露し、彼らのハートを鷲掴みするのです。しかしこの女の父親が、源次郎を殺害したと言われる恩田磯三の娘で、幼少期に「殺人犯の娘」として迫害されていました。

この夜、歌名雄と交際していた泰子が行方不明となり、翌朝変死体で発見されます。童謡で歌われたと同じような方法で殺されており、童謡殺人の幕が開いてしまいます。

出典:blog

映画・ドラマの配役

1961年の映画では金田一耕助は高倉健です。その後、古谷一行、片岡鶴太郎と続き、稲垣吾郎と金田一耕助の常連俳優が続きます。そしてあらたな金田一耕助となったNewsの加藤シゲアキが演じることとなりました。

出典:ファミリー劇場

 

出典:blog

青池リカも時代を代表する女優さんです。佐藤友美、有馬稲子、いしだあゆみ、かたせ梨乃、凛とした美人である設定ですのでいずれ劣らぬ美人で、見事な配役でした。

青池歌名雄は高岡健二、石黒賢、加勢大周、平岡祐太というこちらも設定にふさわしい俳優陣ですね。

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