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藤田まこと主演の刑事ドラマです。1988年から2005年までドラマシリーズ化されて、スペシャル含めて444作品が放送されました。波乱万丈な藤田まことの人生の中で、この作品と前作必殺シリーズで俳優としての確固とした地位を築いたのでした。
藤田まことの人情味あふれる演技が光る番組でしたね。そしてこの番組は、さすらい刑事旅情編と1年を通して、順繰りに放送されて、お互い長い間放映されていた人気シリーズです。
渋谷区にあるとされる山手中央警察署を舞台に、人情味あふれる刑事たちが協力して数々の事件を解決して行きます。
出典:middle-edge.jp
レギュラーの出演者は、刑事として藤田まこと、梅宮辰夫、島田順司、眞野あずさの4名が主なメンバーで、シリーズが変わる度に新しい登場人物が出演していたようです。
安浦吉之助(藤田まこと)
同僚や上司にやっさんと呼ばれ親しまれていました。競馬やパチンコなどのギャンブルが大好きで、いつも競馬新聞を持ち歩き、机の上も競馬新聞や、パチンコ玉などで埋め尽くされているという今の世の中では、とっくに首になってもおかしくない生活態度でした。
事件の解決に対してはつねに深い洞察力でのぞみ、犯罪者の背後にある状況見つめながら事件解決につながる推理をしていきます。
出典:はぐれ刑事純情派 hashtag on Twittertm.com
田崎晴子(岡本麗)
巡査として現場にのぞみ、安浦刑事の最大の理解者であり、影に日向に彼を支えてきた女性です。安浦刑事に思いを寄せる一方、彼が懇意にするバー「さくら」のママ由美に嫉妬していた場面もありましたが、後には友達関係となります。
川辺精一(島田順司)
刑事課長として、安浦たちの上司です。最初こそは、仕事に厳しいスタンスでしたが、年月を経て、上司にはへつらい、部下には辛く当たるといった、典型的な中間管理職となっていきます。さらには大変な恐妻家でもあるユーモアあふれる人柄です。また人情には厚いので安浦へのよき理解者でもありました。
里見大観(ぼんちおさむ)
関西出身の巡査。実家は仏教寺院であるためこのような名前をつけられたということです。自動車運転技能は刑事課でも定評があります。
出典:はぐれ刑事純情派の魅力 — Steemit
新藤一演 (木村一八)
巡査、安浦とは終始そりがあわず、安浦が報告をしていない事実も彼を飛び越えて上司川辺課長へに報告するなど熱い人物でしたが、突然退職その後、友人の愛人を匿うためにイタリアへ渡り、その愛人と結婚してレストランを開きました。さらに現地の犯罪組織の構想に巻き込まれ殺人事件を起こしてしてしまいます。
そこまで波乱万丈な人生を描く必要があったのか少し疑問ですが、逮捕され釈放されたのち、妻と日本に帰ってきたところまで描かれていました。
野田秀幸演 (ケイン・コスギ)
巡査部長として交番から山手中央署へ配属されました。ニューヨーク在住期間が長かったため英語のほうが堪能でした。また武術に長けており、容姿端麗な上、事件関係者のことを心の底から想い涙する姿に、女性の心を鷲掴みにすることもありましたが、総じて女運がない設定のようでした。
出典:https://mixi.jp/view_community.pl?id=4244223
出典:エルペディア
横溝重忠(梅宮辰夫)
山手中央署長(警視) 安浦の一番の理解者です。板前としての腕も一流で、小料理屋での潜入捜査で華麗な包丁さばきを披露する場面もありました。
出典:はぐれ刑事純情派 hashtag on Twittertwitter.com
片桐由美(眞野あずさ)
安浦行きつけのバー「さくら」のママです。安浦の私生活での一番の理解者であり、安浦にとってかけがえのない女性です。
出典:middle-edge.jp
このはぐれ刑事純情派には、ジャニーズメンバーの参加しています。
私の印象ですが、ジャニーズのメンバーがドラマにでる時は、主役級の役柄で出ているような感じですが、ここでは、残念ながら主役として出演している訳ではありません。しかしながら、この番組は他にもたくさん主役級の役者さんがいる中やはりかなりの存在感をもって主演しています。
TOKIOのリーダー 城島茂は、山岡雄作刑事役で出演しています。レギュラーメンバーで二人目の殉職警官。安岡の次女である「ユカ」との結婚を約束するも、捜査の過程で刺殺されてしまいました。ちなみにユカ役の女優は人気女優の「小川範子」でした。
出典 芸能人・有名人の身長
出典 https://girlschannel.net/topics/1471441/
関ジャニ∞の村上信五は真木大輔刑事役で出演しています。賀集利樹演じる林勇作刑事の後任として配属され、安岡刑事の相棒として17シリーズから出演していました。
出典:neverまとめ
オープニングテーマ毎回同じ堀内孝雄が歌うこの曲です。↓
出典:Japanese TV. Opening theme song of criminal drama
エンディングテーマは、堀内孝雄のその年の新曲という形でした。
初期の曲ですがこんな感じですね。
17年という長い歳月に渡り放送された本作には、多くの俳優たちが参加していました。流行りの一時期アクションものとは一線を画し義理と人情で捜査を進めて行きました。
藤田まことの人間性がそのままドラマになっているというような印象がありました。そして、多くの俳優の中で個人的には、菅井きんさんの回が非常に印象ぶかいと思いました。必殺シリーズで「婿殿」というセリフでおなじみのあの女優さん。自分の作品に再び共演していただくようにお願いしたのかもと思うと、なにかとっても感慨深い気持ちでした。藤田まことの温かみを感じる作品ですね。
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