西遊記Ⅱ第十七話「泣くな八戒!瞳の中の愛」ネタバレ感想あらすじ

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西遊記Ⅱ第十七話「泣くな八戒!瞳の中の愛」ネタバレ感想あらすじ

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泣くな八戒!瞳の中の愛あらすじ

ドラキ登場

冒頭から現れたのは妖怪ドラキ,本家ヨーロッパのドラキュラとは親戚だそうです。普段は若い娘の生き血を吸うドラキなのですが今宵の犠牲者を三蔵法師と決めたようです。今まさに三蔵法師に襲いかかろうとしたとき、驚きと恐怖で人間に変身した白竜が騒ぎ立てます。間一髪のところで目覚めた一行はこの不審者に対し戦いに挑みます。劣勢にたったドラキは雲に乗って逃げて、戦いの舞台を月をバックにした夜空に導きます。こうもりのように逆さまになって追いかけてきた悟空に戦いを挑みます。ドラキの妖術によって全身の血を吸い取られそうになります。悟空は昨日食べた餃子の息をドラキに吹きかけて、さらに十字架の光を浴びせることにより血の吸い取り妖術を回避します。

 

賞金稼ぎ

苦手なニンニクと十字架攻撃で、弱体化地上に落ちたドラキを三人の弟子を追いかけます。る最中、焚き火をしている若者を見つけ、ドラキの行方を聞くと右手の方に言ったと教えてくれます。しかしその背後には、ドラキの姿が、、そう、彼は賞金稼ぎ。懸賞が懸かったドラキを匿うふりをして取り押さえたのです。ドラキの胸に杭をうち込みます。

妖怪の亡骸とともに代官の元に向かう男、そしてその男の眼差しは、道端でけなげに花を売る美しい少女に向けられていたのです。

三蔵法師一行は街の繁華街にいました。そこでたくさん貼られている人相書きを目にするのです。懸賞金の貼り紙です。その中に昨日取り逃がしドラキがいることを知るのでした。そしてそのドラキには懸賞金として金10貫を与えると書いてありました。更に昨日の男がドラキを仕留めたと知り激しい怒りを覚える3弟子でした。早速懸賞金を渡すところへ乗り込んで分前をよこせと言ってその男、シュンエイ(中尾彰)と揉み合いになります。そんな浅ましい姿を見て三蔵法師は憤慨して悟空にきんこ経を唱えたのでした。

男八戒

三蔵法師の見事なお経に感服した代官は、三蔵法師に興味を持ち、屋敷に招き入れます。そして三蔵法師の旅の目的を知ってさらに感銘をうけ、なんとか自国の民にありがたい説教を施して貰いたいと頼み込みます。仕方がなく数日滞在することとなりました。

喜んだのは負傷の弟子たちです。特に八戒は出された御馳走を平げ一人街に繰り出します。そこで3人のならずものに絡まれているところを助けたのです。その少女ギョクレンと言って、目が見えない不憫な身の上でした。お兄さんがいたのですが、5年前家を飛び出してしまい、叔母さんの家に厄介になっているというのです。

目を治すには、黄金百枚が必要と知ってすっかり諦めてたいた女でした。八戒は不憫に思いなんとか娘を助けようと金貨100紋調達しようと決意するのです。知恵者の悟浄に相談したところ賞金稼ぎがいいということになり、颯爽と街に出かけて行きました。

八戒の妖怪狩り

最初の獲物は電気妖怪のフランケンです。同じ賞金稼ぎのシュンエイと鉢合わせになりながらも、死闘の末なんとかしとめた八戒は、痛めた足を引き摺り、路上でけなげに花を売る娘ギョクレンの元に向かいます。賞金の金貨10枚を全て娘にわたし、これからも一生懸命働いてお金を渡すと約束するのです。その姿を陰で見ていた悟空はいたく感動し、お師匠さんに許しを得ようと八戒にいい、ようやく話する決意がつきました。

 

代官の悪巧みとシュンエイ

代官は賞金稼ぎのシュンエイを呼び出します。そしてシュンエイに三蔵法師は邪教を広める極悪な妖怪だと吹聴し殺してくれたら金50枚出すというのです。金さえもらえれば三蔵法師がどんな奴でも構わないと言い申し出を受け入れます。

代官の屋敷では、三蔵法師一行が八戒の想いを聞いていました。これからも懸賞金稼ぎをしたいと申し出るのですが、殺生は仏の道に反するとして許してくれません。そのかわり自分がお釈迦様からいただいた袈裟を売りましょう、と言ってくれたのです。

その言葉を聞いていたシュンエイは、たまらず、三蔵法師の前に出てきてお詫びを言います。実は、代官に頼まれて三蔵法師を殺そうとしていたのだが、自分の妹のことをこれほどまで考えてくれていることに感極まり、自ら名乗り出たのです。シュンエイとギョクレンの悲しい生い立ちを聞いて、悟空は三蔵法師に術をかけ亡くなったような状態にしました。

代官の正体

亡骸となった三蔵法師を代官に渡しシュンエイは金貨50枚を手に入れました。そのあと代官は出かけて行きます。その後をこっそりつけているのは悟空と死んだはずの三蔵法師。そうとは知らず、代官はある祠の前で姿を変え妖怪となってしまうのです。代官妖怪は、数人が待つ妖怪会議の場に颯爽と現れ、「三蔵法師を倒した」と嘯くのです。そして自分のしてきた悪事の数々を誇らしげに語り、自分こそ妖怪の代表に相応しいと訴えます。

そこに現れたのが死んだはずの三蔵法師とその一行だったので一同びっくりします。悟空と二人の弟子の活躍で妖怪たちは退治され代官妖怪の悪事は粉砕されました。シュンエイとギョクレンは兄弟仲良く治療のための旅に出発します。八戒は涙を堪えながらギョクレンとの別れを惜しむのでした。

感想

目の見えない少女に同情して八戒が男気を見せます。普段はおちゃらけて頼りない八戒ですが、いざとなったら決めるんだなところでしょうか。

そしてまた、今回は八戒の気弱で優しい面も描かれていました。いつもの強気な態度はどこへやら、容姿にコンプレックスを感じ悩んでいたんだということがわかりました。「どうせまた笑い物にされるんだ」とかなしそうに呟く八戒ですが、、目が見えないギョクレンは、素敵な容姿を想像し胸をときめかせるのでした。

今回のゲストは中尾彬です。今とほとんど変わらない容姿で渋い演技をしています。あまり笑わない、そしてニヒルな表情を崩しません。でも妹思いで、正義感が強いそんな好青年を演じて好感の持てる役どころでした。

最後に凛々しくもかわいい三蔵法師の表情を貼ってみます。

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kenzhouse

中年サラリーマンです。若い時は海外で4年間ほど働いた経験があります。帰国してしばらく派遣社員やアルバイトの掛け持ちをして自分のやりたい仕事を見つけ正社員になりました。 職場が自然と同年代の人が集まり、プチ高齢化社会の縮図を感じています。自ら考え、自立できる自分になりたいと仕事の合間に努力しています。