西遊記Ⅱ第四話「落ちこぼれの恐怖 分数妖怪」のあらすじネタバレ感想

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西遊記Ⅱ第四話「落ちこぼれの恐怖 分数妖怪」のあらすじネタバレ感想

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西遊記Ⅱ第四話「落ちこぼれの恐怖 分数妖怪」のあらすじ

三蔵法師一行は、一夜の宿を取ろうとある村を訪れます。そこには入り口に変な御札を貼っている家々が連なり、声をかけても誰も出てこないのです。家に貼られている御札をみると、分数の計算が書かれています。しかも計算の結果がすべて間違っています。インテリ肌の悟浄はその御札をみると、「計算が全て間違っている!この村の教育はなっとらん」と怒っています。そして通りかかった子供に声をかけ、分数の計算を質問してみました。しかしすべて間違っています。三蔵法師と沙悟浄に捕まえられると思った親が、慌てて子供を連れて帰りました。

この村でなにが起こっているのわからないいまま、その日の夜は一軒の空き家に泊まることとしたのでした。みんなが寝静まったころ、村人が集まり三蔵法師一行が眠る建物に火をつけてしまいました。なにか焦げ臭い匂いと、玉竜の鳴き声で、異常を感じた悟空は火がでていることに気づくのです。扉に外から鍵をかけられていたため。避難できない状態でした。悟空は天井を破り三蔵法師と二人の弟子たちを逃してあげました。いざ自分の番となった時には、すでに火が回ってしまい、命かながら打出したのでした。

外にいた村人たちは脱出した三蔵法師たちをみて驚きましたが、徒党を組んで襲ってきます。口々に分数妖怪め、子供を返せといって襲ってくるのですが、悟浄と八戒に説き伏せられていました。

三蔵たちが天竺を目指す尊い旅路の途中であるを知った村長は非礼をを侘び、彼らをもてなすのです。そしてこの村で起きている不幸な事件を話してくれました。

目も覚めるような美しい女、妖怪が子どもたちを捕まえては、分数の問題を問いかけ正解した子供だけをどこかに連れて行ってしまうということです。この妖怪を村人たちは分数妖怪と呼んでいたのでした。村人たちは三蔵法師に分数妖怪を退治してほしいと頼み込むのです。

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悟空は、昨日の火事で大やけどを負って治療中であることもあり、女好きの八戒がはりきります。心配する三蔵法師を尻目にウキウキして出かける八戒でした。

村外れの小道で子供たちを捕まえて分数の計算問題を出している女を見つけました。子どもたちは親から聞かされていたため、間違った答えしか言いません。美しい分数妖怪に一目惚れした八戒はさっそく子供に変身し、分数妖怪に話しかけます。問題を答えるように言われた八戒ですが、そもそも分数がわかるはずもなく、すぐにおバカなことがバレてしまします。正体がばれてしまい、仕方がなく分数妖怪と戦うこととなります。

惚れた弱みでなかなか戦いきれない八戒は隙きをつかれて気を失ってしまいました。しかしそこに現れたのが沙悟浄。みごと分数妖怪を捕まえます。

 

分数妖怪を捕まえて、村に帰った悟浄を村人は歓迎します。そして分数妖怪を明日の朝縛り首にすると決まりました。

牢に入れられた分数妖怪を不憫に思った三蔵法師は、彼女と話をします。なぜ子どもたちをおそうかと問うと、妖怪学校に通う自分の子供のためだといいます。本来頭がよくほとんどの科目は優秀なのですが、分数だけはできないでいるというのです。妖怪の知り合いから、人間の子供で分数ができる子供の肝をたべさせれば、分数ができるようになるという言葉を信じ、悪いこととは知りながら、分数計算のできる子供をさらって、肝を食らっていたというのです。

三蔵法師と話をした分数妖怪は心から悔い改めていたのでした。そして素直に刑に服するというのです。三蔵は最後にのぞみはないのかと聞くと、一人残してきた我が子にひと目あいたいということでした。

三蔵法師は意を決し自分が身代わりになるから、子供に会いに行き処刑の時間までに帰ってくるようにというのです。三蔵法師に迷惑がかかるといって拒んでいた分数妖怪ですが、三蔵法師の説得により牢から出ることになりました。後ろから八戒が追いかけることになりました。

必死で野原を駆け抜け自宅に帰った妖怪は、子供を抱きしめてしばしお話をし、遠いところにいくから親戚のお家に行きなさいといって、家から飛び出していくのです。

そんな姿をみた八戒は女妖怪にさらに惚れてしまい、彼女を気絶させ自分が変装して分数妖怪になって戻るのです。

夜があけても戻らない分数妖怪に村人たちが騒いでいます。信じて逃した妖怪が時間までに帰らなかった場合は、自分が変わりに処刑されると言い切った三蔵でした。夜明け前、村人たちは三蔵を処刑場に連れて行きます。

玉竜の必死の介護の甲斐もあり、なんとか悟空は復活します。事情を知った悟空は玉竜に乗って八戒のたどった道をたどっていきます。途中で倒れている分数妖怪を助けてあげました。

 

連れて行かれる三蔵を思い悟浄も分数妖怪に変装し、走って処刑場にたどり着いたふりをします。それと同じタイミングで、八戒が化けた分数妖怪がたどり着くのです。騒然とする村人は、騙されたと知り、三人の首にロープをかけて処刑の時を待つのです。

 

そこに本物の分数妖怪がようやっとたどり着いたのでした。土下座して遅くなったことを侘びたのでした。その時悟空が登場します。悟空は妖術で、みんなのロープを消し去り、分数妖怪の前になくなった子どもた小さな頭蓋骨を置くのです。その小さな骨をみながら涙する分数妖怪、その涙が頭蓋骨にかかると、なんと子どもたちが生き返ったのです。すべての頭蓋骨に分数妖怪の悔い改めの涙が降り注がれるとすべての子どもたちが生き返ったのでした。

村人たちは狂気乱舞し分数妖怪の罪も許されたのです。三蔵法師の汚れない人を信じる心の素晴らしさを教えられ、ますます忠孝を誓ったのです。

感想

今回のストーリーは西遊記版走れメロスでしたね。西遊記らしくハッピーエンドの結末です。三蔵法師は、悪い妖怪に対しては否定的な立場ですが、妖怪にも立場があり悲惨な状態に陥ったり、止むに止まれぬ事情で罪を犯してしまう場合には、人間と同じように御仏の心をもって手を差し伸べるのです。慈悲深い三蔵法師は、この旅を通して御仏の慈悲深さを身をもって知り、それを実践していく姿をみながら夏目雅子が演じる三蔵法師が、どんどん魅力的になっていくと思います。だた美しい麗人の僧侶だけでなく、お釈迦様の教えを取りに行くにふさわしい人格が備わっていくす型が素晴らしいです。

最後まで分数妖怪を信じ、身代わりになって死ぬことを決意した三蔵法師の熱い思いに弟子たちの信頼はますます高まり、天竺までの旅路を最後まで添い遂げることを決意するというアナウンスは、自分の心も熱くなりました。

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