西遊記第二十四話「火焔山!!芭蕉扇の愛」のあらすじネタバレ感想
目次
西遊記第二十四話「火焔山!!芭蕉扇の愛」のあらすじネタバレ感想
「火焔山!!芭蕉扇の愛」のあらすじ
春まだ浅い旅路を歩む三蔵法師一行ですが、季節はずれの猛暑に悩まされています。あまりの暑さで空を飛ぶ鳥も焼け焦げて墜落するという考えられない状態の中、なんとか小さな村にたどり着きました。そこで村長をしているという老人にこの暑さの原因を聞けたのです。
村の近くにそびえる山、火焔山。火をふくその熱気で周辺の村に大きな影響を与えているのです。三蔵法師一行はその山を超えなければ、天竺に行くことはできません。しかし、その山を超えることなど到底無理な話で、命がいくらあってもたりないというのです。一同は意気消沈、今まで頑張ってきたのにあきらめるしかないのかという、悲しい雰囲気が漂います。
出典:TVKドラマ
村長はもう一つお話をしてくれましました。山の麓の芭蕉庵というところに住む女妖怪「羅刹女」(児島みゆき)が持っている。芭蕉扇という団扇を3回仰げば風が吹き、雨が降って山の暑さが収まるというのです。そして、近隣の村では貢物をもって、その団扇で仰いでもらい雨を降らせ作物を作ってきたのというのです。
出典:TVKドラマ
一筋の光明を見出した一同は、早速「羅刹女」に会いに行きます。しかし彼女はかなり気が強く、お猿さんは嫌いといって、芭蕉扇で悟空を吹き飛ばしてしまいます。全く帰ってこない悟空を心配する三蔵法師でしたが、それもそのはず、200里も飛ばされてやっと帰ってきた悟空なのでした。
どうしたものかと考えていたところ、刹羅女の旦那が牛魔王で、この牛魔王は、人間の女のところに入り浸って帰ってこないということを聞きつけました。
出典:TVKドラマ
そこで、悟空は今度は、牛魔王のところに行きなんとか嫁の団扇を貸してもらえないか頼んでみました。しかし相手にくれないどころか、部下を使って追い払われてしまいます。
悟空は、次の作戦に打って出ます。いちごつみから帰ってきた下女のあとをつけていき、手に持ついちごのかごの中にいちごになって入り込みます。悟空が化けたいちごをたべた羅刹女でした。してやったりと、胃袋の中で暴れる悟空でした。
出典:TVKドラマ
やめてほしければ芭蕉扇を渡せといい、なんとか取り上げることができました。喜び勇んで山に向かって煽るのですが、それは偽物の団扇で、仰いだ風により更に火が強くなり、爆発まで起こってしまいます。
諦めない悟空たちは、もう一度牛魔王のもとに行きました。まずは、牛魔王を愛人の元から引き離すため、友人からの呼び出しと称して留守にさせます。その後は八戒の出番です。八戒は、その女に合いに行くためにイケメンの男に変身します。宝石をちらつかせ優しい言葉で、女に近づき誘惑をします。宝石に目がくらんだ女は、八戒を丁重にむかえるのでした。
出典:TVKドラマ
一方だまされたとわかった、牛魔王は急ぎ女の元に帰ってきます。そこには、色男にばけた八戒がいるのです。色男に襲いかかる牛魔王、そして八戒の正体がバレてしまいます。怒る牛魔王ですが、女は「金の切れ目が縁の切れ目」とばかりに牛魔王を冷たく突き放してしてしまいます。
そのころ刹羅女のところには、牛魔王に化けた悟空が訪れます。悟空は、刹羅女に侘びをいれて仲直りをしようとします。なんとか認めてもらい、うまいこと言って芭蕉扇を手に入れて逃げ帰ります。
怒り狂った刹羅女は、三蔵のもとにいって捕らえてしまいます。アジトに戻った刹羅女は三蔵法師を締め上げます。しかし、締め上げられた三蔵法師から、ありがたい説教をいただくのです。牛魔王が去っていったのは、彼のせいばかりではない、あなたも十分彼を信じ愛していなかったのではなかったのではないか?いらないプライドなど捨てて帰ってきてほしいと言えないのか?という熱弁を聞いてみずから悔い改めるのです。
出典:TVKドラマ
牛魔王は、女に愛想を尽かし刹羅女の元に帰ります。そこで下女に芭蕉扇を奪われと知り悟空の後を追います。
牛魔王は、悟浄に化けて悟空を待ちます。芭蕉扇を見せてみろと言って奪い返してしまいます。そのあと正体を現し去って行きます。
宿に帰った悟空は三蔵が拉致されたことを知り再び芭蕉庵に向かいます。そこには、三蔵によってすっかり心を入れ替えた刹羅女と、人間の女と別れて帰ってきた牛魔王が、再びよりを戻し仲良くしているのです。
出典:TVKドラマ
牛魔王によって解放された三蔵も無事に帰ることができて芭蕉扇も貸してもらえることができました。三人の弟子たちは仲良く芭蕉扇を仰ぎ雨を降らせながら踊り続けました。そして無事天竺に向けて旅立つことができたのでした。
感想
児島美ゆきと小島三児夫がゲスト出演しています。それぞれ有名なタレントなので、楽しく見ることができました。児島美ゆきは、気の強い妖怪の女房を好演し、小島三児は、あまりも優しい牛魔王でした。素のキャラクターが強面ではないので、恐怖の妖怪イメージがありませんでした。
出典:TVKドラマ
本当はきっと恐い妖怪として描かれていたのでしょう。この西遊記では、他の妖怪もそうですが、妖怪たちが優しいのです。だから見ていてほっこりします。児島美ゆきが演じた女房の妖怪も三蔵法師に諭されて、優しい心を取り戻すストーリーです。こんな妖怪ばかりだったら、妖怪と楽しく暮らせる世界ができるんだろうと思いました。
今回は変身によって騙し騙されの場面が多くそこも見どころでした。悟空はいちごから牛魔王に変身牛魔王は沙悟浄に、八戒は色男にと、楽しかったです。
最期の場面では、悟空、八戒、悟浄が三人で団扇を握り楽しく煽っているところがありました。その後みんなで踊りまくるのですが、なにか物語の終わりに向かって、今までの苦労をみんなで労おうとしているような感じがして、楽しそうにはしているのですが、少し物悲しさを感じました
出典:TVKドラマ
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