西遊記第十二話「御三家妖怪追放作戦」のあらすじネタバレ感想
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西遊記第十二話「御三家妖怪追放作戦」のあらすじネタバレ感想
西遊記第十二話「御三家妖怪追放作戦」のあらすじ
三蔵法師の一行は、豊で飢えることのない国として知られる「車遅國(シャチコク)」を前にしていました。「車遅國」の偵察に行ってきた悟空は、廃墟と化したその惨状を見て三蔵法師に報告します。腹が減って動けなくなっていた八戒は、車遅國に行けば、たらふく食えると思い、なんとか出発の準備を始めました。そこへ苗木を抱えた娘と老人が難儀しながら逃げているのを見かけました。可愛い娘に八戒の気持ちが昂まり、助けてあげようと言うことになりました。
出典:TVKドラマ
三蔵法師の元に連れていき手当を受けます。悟空達は食べ物を探すも植物が何もない枯れた土地で絶望感が広がります。
娘の話によると虎力大仙、鹿力大仙、羊力大仙の御三家妖怪が数年前から住み着き、恐ろしい妖術を使って人々を支配しているということ。そして働けるものは捕らえて強制労働をさせられ、逆らったら殺されると云うのです。作物を作るための種まきは全て禁止されたため、この地の名産で天竺や唐などか高貴な物品を持って、買い付けに来るほど高級品だった紙も作れなくなったのです。娘が大事に持っていた苗木は、その紙を作る原材料の苗木で、父に託されたものでした。父は御三家妖怪に捕まり強制労働させられたのですが、反乱を企てたと言うことで捕まって処刑されそうになっているのです。
八戒は、この娘に自分が助けると啖呵を切って御三家妖怪に立ち向かいます。しかし三人の妖怪が腕を合わせて発する光線になす術もなく、最後はお尻に光線を当てられ逃げ帰ってきました。
出典:TVKドラマ
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今にも処刑されそうになっている娘の父とその仲間の合わせて四人を救出すべく、大きな鉄板を磨いて鉾にする作戦で御三家妖怪に臨みます。
その作戦が功を奏し、なんとか四人を助けることができました。しかし喜びも束の間、潜んでいた兵隊の矢にいられ、おじいちゃんが亡くなってしまいます。
三蔵法師一行がいると目立ち過ぎるので、一旦旅に出発したのですが、四人の行く末が気になる面々は戻って四人を助けて御三家妖怪を倒すことに決めました。
妖怪がいつも食している酒と宝石と高級紙が城の後ろの洞窟に蓄積してあるのでそれをぶちまけて食べれなくすることで妖怪を退治できると言うのです。警備が手薄な洞窟の後ろの岩山から忍び込むことにしました。みんなが旅立った後三蔵法師と娘は、仏にお祈りしようと家に入った瞬間、御三家妖怪が家に侵入してきました。ふたりは捕まりアジトに連れてこられました。
出典:TVKドラマ
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人間の泣き叫ぶ声がたまらんと、早速三蔵法師らへ折檻してしまいます。苦悶に顔を曇らす三蔵法師(写真)↑そんな中、娘に化けた悟空が贈り物を御三家妖怪に届けるとして会いにきたのです。偽者とバレてしまった悟空も捕らえられてしまいます。
一方で沙悟浄と八戒はなんとか反対側から侵入したのですが、仲間がふたりやられてしまいます。それでも倉庫にたどり着いた一行は、なかの高級紙を破棄し、酒樽や宝石函を破壊するのです。その知らせを受けた御三家妖怪は動揺します。その混乱を逃すことなく捕まったフリをしていた悟空が立ち上がり、三蔵法師と娘を助けました。
宝物倉で御三家妖怪を倒した悟空たちでしたが、三蔵法師の慈悲により妖術を封じ込めた上でこの地から追放されるのです。
平穏を取り戻した車遅國でした。娘は父とともに闘っていた青年と良い仲であったため、これから一緒に良い紙を作ろう誓い合うのです。八戒は倉庫からかすめてきた宝石を涙を飲んで、結婚祝いだと渡すのです。後に三蔵法師は八戒のこの行動をとがめ、お経を頂きに行く人間が盗みを働くとは何事かと?破門を言い渡してしまいました。泣き叫びながらついていく八戒!これからどうなることやら、、
感想
今回は八戒のよこしまな愛の力が爆発した物語でした。少女の悲痛な叫びに八戒が正義の心を燃やすのですが、それは少女に気に入られたいためのポーズでした。それでも危険を顧みず三妖怪に立ち向かっていきます。
その結果お尻に火花を浴びたお尻をだして治療しているときの三蔵法師の恥ずかしそうな顔がなんとも印象的的でした。夏目雅子の素の表情だったのかもしれませんね。
出典:TVKドラマ
そして、恋人がいるとわかった時の八戒の落胆した顔がものすごく、きっと周りの人たちは笑いをこらえるのに苦労したに違いないなと思いました。西田敏行の演技はすごいと思います。
出典:TVKドラマ
最後に猪八戒の悪行に堪忍袋の尾が切れた三蔵法師は、ついに破門を言い渡します。厳しくも凛々しい表情と毅然と破門を言い渡すこの表情はグッと来ます。
出典:TVKドラマ
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