西遊記 第六話「悟空破門!三妖怪の罠」のあらすじ・ネタバレ感想

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西遊記第六話「悟空破門!三妖怪の罠」のあらすじ・ネタバレ感想

今回は西遊記第六話「孫悟空波紋!三妖怪の罠」のあらすじをご紹介します。

天竺を目指して旅する三蔵法師一行の行く手には、大きな山が立ちはだかっていました。悟空と八戒は食べ物を探しで、三蔵法師と沙悟浄は山の麓で待っていました。

そこに、赤い服を来た若い娘が壺を抱えてやってきます。徳の高いお坊様がここを通るので食べ物を捧げなさいと仏様のお告げがあったということで、壺を指し出してきました。

そこに食べものを持ってきた悟空が戻ってきました。普通に見たら、ただの若い娘なのですが、孫悟空にはその正体がわかるのでした。それは、「赤袍怪」という妖怪でした。三蔵法師の危機とばかりに、妖怪と戦い見事成敗しました。しかし三蔵法師たちからは、赤い服の少女とした見えていないため、子供を撲殺してしまったようにみえたのです。しかも妖怪はニセの死体を残して去っていったので増々わからないのです。三蔵法師に激しく怒りを買った悟空はふてくされていました。

さらに、おばあさんとおじいさんが現れ娘を探しているということで、哀れみを買う構図になってきました。この二人も悟空の目からみると「青袍怪」「黃袍怪」という妖怪です。三蔵法師に近づいてくる妖怪をまたまた叩きのめしてしまいました。また死体だけ残してアジトに帰った妖怪は、三人して悟空に怒り心頭です。せっかく三蔵法師を食らって、永遠の命と妖怪の階級を上げていこうしているのにっと内輪もめまでしていました。

三人の罪のない、か弱い人間たちを殺害したと思い込んだ三蔵法師は悟空に対して破門を言い渡します。悟空は、仕方なく生まれ故郷の果火山に帰っていきました。三人で旅を続ける三蔵法師ですが、沙悟浄と八戒の二人はつまらないことで喧嘩ばかりで前途多難です。

悟空の頭を締め付ける呪文・・

 

川辺を歩いていた一行は子供の助けを呼ぶ声が聞こえました。沼にハマった子供を見つけて助けた三人は、子供の家に招かれてごちそうを頂き、一泊の宿を得ることができました。しかしこの家はなんと「黃袍怪」の家だったのです。「黃袍怪」は女房に三蔵法師を食うと言い出したので、女房は大反対、子供の命を助けてくれた恩人を!と、夫に反発します。

こっそり逃がしたのですが、「黃袍怪」に追いつかれ、三蔵法師は捕まっていまいます。そして戦いの途中で、八戒は川に叩き落されて行方不明になってしまいました。

「黃袍怪」は三蔵法師を洞窟に隠して、仲間に誇らしげに捕まえたというのです。二人の妖怪は、抜け駆けした「黃袍怪」に怒り、密かに彼の女房と子供を捕まえてしまいます。

沙悟浄はなんとか、三蔵法師を助けようとしたのですが、なかなかうまくいかず、最後に果火山を訪ね悟空に帰ってきてほしいと頼むのです。一度は断った悟空ですが、三蔵法師を慕う心に勝てず、妖怪のアジトに直行しました。そこには、沙悟浄がいてさらに猪八戒も戻ってきました。

アジトの中では、「黃袍怪」の女房と子供を人質に三蔵法師の隠し場に案内しろと二人の妖怪が脅していました。悟空たちもあとについていき、三蔵法師の居場所がわかりました。

なんとか三蔵法師の救出はできたものの、「黃袍怪」は二人の妖怪に手をかけられ命を落としてしまいます。

また、四人は揃って天竺への旅を始めることができました。

 

感想

タイトルが悟空の破門とあるので、悟空がどんな悪いことをしてしまったのかと思ったら、悟空を信じきれない仲間たちに問題があったということで、普通だったら、一途に三蔵をしたう悟空に対して三蔵法師のお褒めの言葉があってもよかったのにな・・という気になりました。前回にもまして悟空の人柄がよくなっていきますが、八戒のほうが怠惰な性格が全く変わっていないという・・

若い三蔵法師ですが、自分が食われてしまう事が分かっても根性が座っています。「私を食べるなら食べてもいい、でもそんなことをして長く生きることができたとしても、あなたの愛する奥さまと息子さんが先になくなってあともなんの希望もなく、生き続けていくのですか?それが幸せですか?」というのです。三蔵法師は自分の命よりも妖怪であり、ひどい目に合わせされてしまった「黃袍怪」の行く末を心配するのです。

優しい三蔵法師にキュンとしました。

 

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kenzhouse

中年サラリーマンです。若い時は海外で4年間ほど働いた経験があります。帰国してしばらく派遣社員やアルバイトの掛け持ちをして自分のやりたい仕事を見つけ正社員になりました。 職場が自然と同年代の人が集まり、プチ高齢化社会の縮図を感じています。自ら考え、自立できる自分になりたいと仕事の合間に努力しています。