渡辺典子の「晴れときどき殺人」ネタバレあらすじ感想

目次

「晴れときどき殺人」映画の概要

原作は、赤川次郎の同名小説で1982年の作品です。監督は井筒和幸 主演渡辺典子。主演太川陽介,松任谷正隆、浅香光代、伊武雅人、前田武彦などいろんなジャンルの個性派俳優が集結しました。

公開が1984年で、渡辺典子にとっては、角川映画での初出演となります。そして主題歌も本人が担当し、真っ直ぐで透き通った歌声で歌い上げたこの曲も映画同様大ヒットしました。

赤川次郎の作品らしく軽いタッチのミステリーで、渡辺典子も冒険心と好奇心溢れた大学生の主人公を見事に演じていました。

出典:ブログ

作品のあらすじ

北里産業の女社長、北里浪子(浅香光代)は、ひょんなことから若い女の他殺体を発見してしまいます。さらに走り去る犯人を目撃したことから、警察に事情を聞かれることとなります。しかし彼女は、何者かに、アメリカに留学中の娘可奈子(渡辺典子)殺害の脅迫を受けており,仕方なく全く別人を犯人であると供述をしてしまいます。犯人に仕立て上げられた容疑者が焼身自殺をしてしまい、浪子は、激しく罪の意識に苛まれます。

傷心の中、身内の中に犯人がいるということを突き止めた浪子でしたが、帰国したばかりの娘可奈子に、真実を打ち明けていた最中に急死してしまいます。

出典 ミドルエッッジ

悲しみに暮れる可奈子ですが、徐々に自分の立場とやるべきことを自覚してきます。一つは母に変わり、殺人事件の真実を解き明かすこと、もう一つは、母の残した会社を引き継くことです。

危険で、難しいその使命を悟った時から可奈子の覚悟は決まりました。逃げることなく、ただ真っ直ぐ立ち向かう、そんな頼もしい少女の姿がそこにはあったのです。

 

難航を極める犯人探し

急死した浪子の通夜、そこは哀しみに暮れる本来のものとは程遠い様相。北里産業の雇われ社長円谷は、会社を乗っ取ろうと虎視眈々としているし、その息子は母親を亡くしたばかりの可奈子に婚約を迫り付け回すというありえない行動に出ます。

その他、秘書の水原、主治医の菊井など、疑惑の人物が次々と登場してくるのです。さらには、素性の知らない謎の人物、上原と名乗る男が北里家に転がり込んできます。殺人犯にされているということで、かくまってってほしいとのこと、困惑する加奈子ではありますが、仕方なく秘密の部屋に案内することになります。

この男(太川陽介)の登場でさらに状況が混迷していくのです。こんな四面楚歌状態ですが、可奈子は持ち前の大胆さと好奇心を先出させて、大反撃をしていくのです。

出典 ミドルエッッジ

歌謡番組での渡辺典子

「晴れ、ときどき殺人(キルミー)」は映画と同名の渡辺典子が歌う主題歌です。歌謡番組に始めて出演した時の映像が残っています。緊張感がひしひしと伝わってきて、なにか可愛そうな気持ちさえ感じました。まだ少女といえる年齢で一人ぼっちで大舞台で歌い上げるというのは、どんなに緊張するのだろうと思うと、自然と応援したくなります。

今のアイドルは大概ユニットで活動していくので仲間がいるのでしょうが、このころのアイドルは、基本一人、強くなくてはやっていけなかったんだなと思います。

こんなことを思いながら、`自分も負けてはいけないな`と時を越えて慰められる不思議な感覚を味わいました!!


出典:youtube

DVD晴れ時々殺人↓

昭和・平成のドラマ・映画で素敵な時間を
昭和のエンタメ最高
懐かしいドラマで昔を振り返る

Follow me!

kenzhouse

中年サラリーマンです。若い時は海外で4年間ほど働いた経験があります。帰国してしばらく派遣社員やアルバイトの掛け持ちをして自分のやりたい仕事を見つけ正社員になりました。 職場が自然と同年代の人が集まり、プチ高齢化社会の縮図を感じています。自ら考え、自立できる自分になりたいと仕事の合間に努力しています。