西遊記Ⅱ第二十五話「虎竜魔王 悟空の慕情」あらすじネタバレ感想
目次
西遊記Ⅱ第二十五話「虎竜魔王 悟空の慕情」あらすじネタバレ感想
「虎竜魔王 悟空の慕情」あらすじ
三蔵法師法師一行の旅も天竺を目指して幾星霜、艱難辛苦を乗り越え、熱い絆に結ばれ今日も歩き続けています。お昼の時間、皆んなでご飯を食べています。すると今まさに食べようとしていたおにぎりが急に動き出してしまいました。よく見るとおにぎりを包んでいる笹の葉に糸がついていて誰かが引っ張っているようでした。
糸を辿って、おにぎり泥棒を捕まえてみると子供でした。話を聞いて見ると兎を追いかけて遠くまできてしまい、お腹が空いて帰れなくなってしまったというのです。
八戒が食べようとしていたおにぎりをあげて食べさせてあげました。元気なって家に帰ると言い出しました。一人で帰らせることに不安を感じた三蔵法師に言われて、悟空はその子を送り届けることになりました。
子供の案内で家の近くまでたどり着くと、そこには子供の帰りを待ち侘びていた母親が待っていました。
お母さんと初めて会った悟空↓
その母親はあまりにも美しく、悟空は一目惚れをしてしまいます。子供とその母親の好意に甘えて、一晩泊めてもらうこととなりました。三蔵法師のことを思いやりながらも、美貌の母親のことが気になって、家に泊まることにしたのです。朝早くから水汲みを手伝って株を上げた悟空は、親子に益々頼りにされます。悟空は分身に伝言を頼み三蔵法師に二、三日帰らないと伝えるのです。
悟空の分身↓
親子が耕す畑に一緒に行って、あっという間に耕作を終えてしまいました。もちろんこっそりと分身を使ったことは言うまでもありません。
意気揚々と家に帰ると入り込んだ賊が家をあらすところに出くわしました。悟空自慢の腕力で、あっという間に倒してしまいました。その賊はやられる寸前に正体を現しました。彼らはこの近くを牛耳る虎竜魔王の手下でした。しかもこの母親は、その夫を虎竜魔王に殺されてしまい、心に大きな傷を負っていました。夫は村一番の力持ちそして正義感が強かったため、村を襲う虎竜魔王に歯向かい、あえなく命を落としてしまったのです。それ以来力で人を制することを極端に恐れて、力を誇示する人を拒絶する様になってしまいました。
虎竜魔王↓
そんな姿を見て悟空は、この婦人に如意棒を託し二度と乱暴はしないと誓うのです。そして筋斗雲に乗って、自ら三蔵法師に会いにいきます。しばらくはお供をできない、皆んな頑張って天竺に向かってくれよと一方的別れを告げるのでした。唖然としている一行を残し、いそいそとその場をさる悟空を見て三蔵法師は、言いようのない違和感を感じます。
きっと悟空になんかあったに違いないと、弟子達が止めるのもきかず、元来た道を引き返します。
一方悟空はそれこそ親子三人という感じで幸せな時間を過ごしています。子供からも慕われついには文字を教えてほしいと言い出す羽目に、、
三蔵法師一行のところにナイショで戻って、コッソリと悟浄を呼び出し、孫悟空という文字を教えてもらいました。その場は凌いだものの今度は計算を教えてほしいと言い出します。これにはほとほと困り果て、思案しているところへ、悪い知らせがもたらされました。
手下を痛めつけられた虎竜魔王が悟空に会わせろと村人に狼藉を働いているとのことでした。
暴力は振るわないと婦人に約束した悟空は悩みます。さらに悟空を失うことを恐れた婦人に「いかないで!」とすがりつかれ、激しく葛藤します。
無事を祈り必死に祈る婦人↓
しかし、その思いを振り切り、如意棒を持って魔王との戦いに臨みます。その姿を影から見ていた子供はこっそり後からつけていき、悟空の戦いを見守りました。
お父さんが殺された口から発する炎の攻撃に耐えながらも、隙をついて魔王の背後に回り見事仕留めてお父さんの仇が取れたのです。
虎竜魔王の最期↓
村人達は、脅威であった魔王を倒してくれた悟空を大歓迎。
子供と一緒にお母さんの元に帰りました。悟空は、今回の戦いを通して自分の使命を思い返し、親子に別れを告げるのです。
そして悲しみを堪え笑顔で三蔵法師の元に戻って行った悟空なのでした。
感想
今回のゲストは女優市毛良枝です。今でもTVドラマ、CMなどで活躍されている国民的大女優です。お母さん役が多い市毛良枝ですが、他にも登山家の一面も持ち1993年にはアフリカ大陸の最高峰キリマンジャロの登頂に成功したという輝かしい足跡を残しています。
TVで市毛良枝を見たのはいつからだろうと考えても分からないくらい自分の中では、馴染みの深い?女優さんです。ただ若い頃の市毛良枝はとんでもなく美人だったということを覚えています。そして、お嫁さんにしたいタレントNo1になったことも鮮烈に覚えています。
今回未亡人でお母さん役でした。BGMには、ずっと中国風の歌謡曲っぽい音楽が流れて彼女を慕う悟空の気持ちに共鳴して、物悲しい雰囲気を高めてくれました。また、彼女の物憂げな表情もさらに哀愁を誘い、物語に引き込まれていきます。女優市毛良枝の持つ雰囲気がそうさせたのかもしれません。
もっとたくさんの作品を見てみたいなと思わせる、そんな素敵な女優さんです。
今回は三蔵法師の出番の少し少なめでしたのでちょっとだけ笑顔を残しておきます。
↓
おすすめページ |
昭和・平成のドラマ・映画で素敵な時間を |
昭和のエンタメ最高 |
懐かしいドラマで昔を振り返る |