大林宣彦監督作品_映画「あの夏の日」ネタバレあらすじ感想

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 追悼!大林宣彦監督 

2020年4月10日の午後7時23分、大林宣彦監督が82年の生涯に幕を下ろしました。その人生と多くの作品に感謝するとともに、ご冥福を心よりお祈りいたします。

大林宣彦監督作品_映画「あの夏の日」ネタバレあらすじ感想

原作は山中恒の「とんでろ じいちゃん』で1998年12月31日に公開されました。

大林宣彦監督の尾道三部作、新尾道三部作の最後を飾る作品です。1998年は尾道市制100周年ということで、記念の作品として制作されたとのことです。

この作品は他の尾道シリーズとは違い、おじいさんと少年が主人公となっています。そしてストーリーもファンタジーといえるくらいの幻想的な内容で、見る者の心に深く、そして静かに染み込んでくる名作だと思います。

ロケ地の写真

おじいさんと少年がタイムスリップして子供の頃起こった出来事を糸をほぐすように紐解いていく、その過程で、様々な事実が発見され、新たな喜びと感動が得られていきます。夏の日の尾道の原風景と穏やかに流れる音楽、郷愁にあふれた作品は、一見の価値があります。

ストーリー

尾道にいるおじいちゃんは、少しボケ気味だってことで、夏休みの間家族に変わりおじいちゃんの相手をしに行った小学校5年生の由太(厚木拓郎)。

ところがおじいちゃんは、ボケていたわけではなかったのです。

おじいちゃんは「マキマキマキマキ巻ましょう マキマキ巻いたら夢の中」という呪文を唱えて瞬間移動してしまう不思議な力を持っているのです。

おじいちゃんと由太は不思議な呪文であちこち飛びまわります。

実際はおじいちゃんの子供の頃にタイムスリップしていたのですが、幼い由太に気づくはずはありません。しかし出会う人の様子やおじいちゃんとの会話などから、おじいちゃんの子供の頃に戻ってきたんだ、ということがわかり始めました。

おじいちゃんが幼い頃の淡い初恋、相手の女の子ととの死別、その子が亡くなった原因を作ってしまったという、隠されていたおじいちゃんの罪悪感が明らかになります。しかしそれはおじいちゃんが原因ではなかったことがわかり、おじいちゃんはやるせない思いで現在に帰るのです。

お玉という女の子と子供の頃のおじいちゃんが過ごした秘密の時間が美しい映像とともに流れて行きます。お玉を演じた幼い宮崎あおいの決意の演技はなんとなく涙を誘います。
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登場人物をピックアップ

おじいちゃんを演じた小林桂樹さん2010年に惜しまれるつつこの世を去りました。太平洋戦争に行かれて復員後、昭和の映画の礎を築いてこられた一人でした。この映画では、優しいおじいちゃん役を演じていました。

代表作と言ってももキリがないほどあるのでしょうが、その中でも、社長シリーズと裸の大将はなんとなく自分でも聞いたことがあります。

私が、知っている小林桂樹さんは、2時間ドラマで演じる渋い刑事役ですね。また機会があったら、その堂々たる演技を見てみたいです。

 

そしてもう一人「宮崎あおい」1985年11月30日で東京都杉並区出身です。

自分の中では、永遠の童顔ベビーフェイスの可愛いお嬢さんでしたが、2017年二度目の結婚で、V6の岡田准一と結婚して、翌年2018年10月16日、男子を出産しています

女優業では、2005年、中島美嘉とダブル主演を務めた『NANA-ナナ-』が、2005年度実写邦画の大ヒットとなりブレイクのきっかけとなりました。続く2006年、NHKの連続テレビ小説『純情きらり』ではヒロイン・有森桜子役を演じて第44回ゴールデン・アロー賞放送賞(ドラマ部門)を受賞し、大女優の道を歩み始めました。2008年、NHK大河ドラマ『篤姫』で、主人公の篤姫を演じています。放送開始時の年齢22歳1か月は、大河ドラマの主役としては当時歴代最年少ということで話題になっています。さらに2015年秋から2016年春まで、NHK連続テレビ小説『あさが来た』で、主演の波瑠とのダブルヒロインとなる姉・はつ役を演じており、NHKを中心とて出演をしていき、国民的女優とんなりました。それでも、初々しさが隠せない魅力をもっていると思います。

出産後初めてのドラマ出演

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kenzhouse

中年サラリーマンです。若い時は海外で4年間ほど働いた経験があります。帰国してしばらく派遣社員やアルバイトの掛け持ちをして自分のやりたい仕事を見つけ正社員になりました。 職場が自然と同年代の人が集まり、プチ高齢化社会の縮図を感じています。自ら考え、自立できる自分になりたいと仕事の合間に努力しています。