西遊記Ⅱ「第十六話イカレタ亭主の 弟子入り志願」ネタバレ感想あらすじ

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西遊記Ⅱ第十六話「イカレた亭主の弟子入り志願」ネタバレ感想あらすじ

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「いかれた亭主の弟子入り志願」あらすじ

妖怪兄弟の胡黜児と左黜児はとても仲良しです。弟思いの胡黜児は、病に伏せる弟を一生懸命看病しています。弟は兄に言います。「人間の女に恋をしちまった」

優しい兄は、弟のために人肌脱ごうと決意しました。弟が恋い慕う女のところに行って様子を見に行きました。その女は、亭主持ちでしかも相思相愛、とても付け入る隙がありません。

亭主の名前は李国方、熱心な仏教信者でした。そして噂に聞く三蔵法師一行がこの近くを通るということで、ありがたい説法を聞かせてもらおうと心待ちにしていました。準備万端整えて三蔵法師一行をお迎えに上がりました。

仰々しく一行を迎えて宴を開く李国方でしたが、お経を読みながらの夫婦の舞を見た三蔵法師は、激しく激怒し即座に旅立ってしまいます。

何とかお詫びをしたい李国方を影から見ていた妖怪兄の胡黜児は、妙案を思いつきます。道士の姿に変装した胡黜児は、三蔵法師の古い友人といって国方に近づきます。そして三蔵法師に赦してもらうためには、出家してある弟子になるしかないと言います。

やっとの想いで大好きな妻としばし別れて、三蔵法師の元で修行をする決意をした国方でした。

後に残された嫁は、我が身の不幸を呪い涙を流していました。そこに弟の左黜児が、よせばいいのに国方に変身して妻に前に現れました。左黜児は、喜ぶ妻を目の前にしてご満悦でした。しかし喜んだのも束の間、すぐに絶望の淵に立たされます。妻は艶っぽい声で、「さあ、いつものやりましょう」と誘ってくるのですが、それは、三蔵法師の前で踊ったあの踊りでした。訳がわからないまま一緒に踊らされ、それは朝まで続くのです。どうしたらわからない弟は、また兄に泣きつきます。兄はまた道士に化けて国方にどうしたらいいか聞きに行くことにしました。

その国方は、やっとの想いで三蔵法師の弟子になりましたが、最初は三蔵法師も相手にしません。しかし根っから信仰心も強く人懐っこい性格の国方は、すぐに三蔵法師の心を掴み弟子として認められるようになったのです。そんな国方を快く思わない古参の弟子たち三人です。あの手この手を使って追い出そうとしましがうまくいきません

そこへ道士に化けた兄妖怪が現れます。国方に話を聞こうとしているところで、悟空達の悪戯に引っかかり気絶してしまいました。国方はあわてて道士を抱きかかえ介抱してあげました。何とか意識を取り戻した兄妖怪により、はじめて妖怪今回の出家も妖怪兄弟の思惑によりなされてきたことであると知るのです。

三蔵法師は、国方とその妻を不憫に思い、悟空達を妻の元へ行かせることにしました。国方とともに妻のもとに帰ると、妖怪がばけた国方もいてどちらが本当かわからなくなって、どたばたが繰り広げられます。みごと弟妖怪の正体を見破った悟空は、きついお灸をすえて、兄弟妖怪を改心させるのでした。

感想

妖怪兄弟と熱々カップルどちらもメインになりうる話でしたが・・

タイトルのいかれた亭主とありましたが、いかれているのは、亭主以外の兄弟妖怪と嫁のほうだろうと思いました。亭主は、篤い信仰心をもって三蔵法師をお迎えしなんとか仏教の教えを得たいと一心不乱に生きていていましたが、あとの登場人物はなにか違うような感じを受けました。

久しぶりに怒りをあらわにする三蔵法師を見ましたが、三弟子も以外と度量がせまく押し出そうとするところもなんとも面白かったです。のっぺらぼーになったり暗がりで驚かせたりと、かわいい悪戯を繰り返す姿もなんとも笑いを誘います。

怒りの三蔵法師

のっぺらぼー↓

最後は国方の愛が勝って、妖怪兄弟は心を入れ替えみんなもとに戻ったというハッピーエンドで終わりました!

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