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テレビドラマ『大都会』は、1976年1月から1979年9月にかけて日本テレビ系列で毎週火曜日21:00 に、全3シリーズが放送された石原プロモーション制作による連続テレビドラマシリーズです。3つのシリーズは登場人物などの基本設定は同じですが、ストーリーに繋がりはなく、独立したものとなっています。
第1作は「大都会_戦いの日々」と副題がありましたが、それ以降は、partⅡ、partⅢと表現されています。
シリーズを通して、「渋谷地域」を管轄する「城西警察署」という架空の警察署管内を舞台としています。
第1作目は、倉本聰が原案担当していたということで従来の刑事ドラマに見られたような犯人を追い詰めていくにより事件を解決するということよりも、刑事や、ゲストのキャラクターや過去の追想などに多くの時間を割くような人間ドラマ的になってきたという評価でした。特に後半は黒岩刑事の回想部分に多くの時間を費やしていました。
この手法は、一般視聴者には受け入れられず、第2シリーズからアクションを全面に出し、銃器のさく裂や爆破のシーン、そして派手なカーチェイスなど多彩なアクションを繰り出し、常に視聴者の目を惹くような演出が多様され、視聴者が帰ってきたという経緯がありました。
主人公の黒岩頼介刑事部長(渡哲也)を中心とした刑事集団を黒岩軍団と呼び始めたのも、このpartⅢからでした。
毎回ド派手な爆破シーンそして強行突破、乱れ飛ぶ銃弾が画面に踊り視聴者の目を釘付けにして最終シリーズには、平均視聴率20%をこえていました。
黒岩が敵を前にして悠然と、ライフル銃を抱えている姿がたまらなくかっこよく、今でも目に焼き付いています。
黒岩刑事は、シリーズを通じてずっと同じ役でした。
一方で第1作では、新聞記者だった寺尾聰は、のちのシリーズでは、刑事となって登場しています。石原プロ社長の石原裕次郎自身も、一作目では新聞記者でしたが、のちのシリーズでは、病院の医者の役で出演しています。
一作目の新聞新聞記者「滝川」は準主役級で黒岩とともに事件解決に深く関わることになります。
第1作目では、松田優作なども出演してそれぞれの回で見どころ満載でした。
また、峰竜太や神田正輝など石原軍団の俳優も数多く参加しています。神田正輝は、この作品がブレークのきっかけになったのかもしれません。
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